このブログを作る過程で出会ったコードやプラグインを紹介していくことで、誰かが新しくWordPressを始める役に立てばいいなーと思っていたら、まだ3記事すら書いていない段階でWPの相談を受ける展開になったので、ボクもついこの前まで理解していなかったことを復習がてら記事にすることにしました。
WordPressを使って、これから新しいブログをはじめるヒトの役に立つ記事になれば幸いです。

『情報分類学』と題した本記事では、ブログ(サイト)のデザインをする前に何かするべき?という質問に対しての回答だけ書きます!これだけですが、最後まで読むとWordPressの【 最 重 要 機 能 】とも呼べる「カテゴリとタグ」、「投稿と固定ページ」を完全に理解できます!
\なんとまあ!/
わかる人向けに言うと「ポストタイプ」と「タクソノミー」の基礎知識、考え方を解説しています。

それではとっとと始めます!

Q.ブログ(サイト)のデザインをする前に何かするべきでしょうか?

A.取り扱う記事の内容を、具体的に分類しましょう。

WordPressは書いた記事を「カテゴリ」や「タグ」と呼ばれるもので整理する機能を持っています。ニコ動やPixivを利用される方ならピンと来るんじゃないでしょうか。カテゴリはおおまかな分類を、タグは言い換えればキーワードといったところです。
たとえば「カレーについて」という記事を書いたとすれば、

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こんなかんじにすることができます。

ブログを作る準備には上の表のうち「カテゴリ」をどんな構成にするかが大切です。
というのも、「タグ」は記事に対して何個でも付けられるので後から好き勝手に足したり減らしたりできるのですが、「カテゴリ」はひとつしか選べないのです。そのためカテゴリの構成が変更になると、修正作業はとても大掛かりになってしまうのです。
上の表で[たべもの]にしたカテゴリも、ブログによっては[飲み物]かもしれないし、[今日の昼飯]や[グルメ]といった分類に落ち着くかもしれません。


「カテゴリ」を組み立てるとき、親子を作れることにも注目しておくといいでしょう。

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ジャンルを掘り下げるといった具合ですね。
必要なら「孫」を作ることもできますが、そこまで細分化するとかえって管理が面倒かもしれません。
(参考までに、このサイトのカテゴリは「Web制作」「レビュー」「旅行」「イベント」「その他雑記」の、親子のない5項目)


「カテゴリ」と「タグ」を組み合わせれば、その記事がどんな内容なのかある程度わかるということですね。内容が大雑把にわかれば、記事同士の「共通点」を使って他の読みたい記事を探すことができるともいえます。でももう少し、情報を整えたほうが記事を探しやすくなります。
さっきの「カレーについて」の表を右に一列伸ばして、

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こうすると、情報が少し読みやすくなりますね。

いま横に増やした新しい分類方法のことを、WordPressでは「カスタム・タクソノミー」と呼びます。タクソノミーは「分類」という意味で、分類方法をカスタム(自作)する、と考えるとわかりやすいです。
嬉しいことに「カスタムタクソノミー」は、親子を作れて何個でも付けられるという、カテゴリとタグのいいとこ取りです。さらに、いくつでも項目を増やすことができるので、

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taxonomy-sheet

こんな具合に、あたかも表計算ソフトのように情報を整理することができるんですね!
実際に表計算ソフトでサンプルイメージを作ってみたのが左のものです。(クリックで拡大)

このサンプルが意味するものは少し違うのですが、言いたいことはわかってもらえるんじゃないかな…(願望)


ちなみに、カテゴリーとタグも「タクソノミー」の一種なんです。自分でカスタマイズできるからカスタム。簡単な理由でした!

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これで情報整理をバッチリ決めたブログの骨組みができました!

あとは記事を書いて追加していくだけ。なのですが、

とあるブログ

  • [1月 18日 ]一流ホテルはやっぱりスゴイ!
  • [1月 17日 ]東京ー大阪間を大移動の旅路です!
  • [1月 6日 ]私の名前はJohnnyです。5月に30歳になります。
  • [1月 1日 ]あけましておめでとうございます!

6日の記事だけ様子がおかしいことがわかるでしょうか。「日記」のなかに突然「自己紹介」が挟まってきました。
プロフィールはたしかにあったほうが良いです。でもこうして日記の一覧に埋もれてしまうと、執筆者のことを知りにくくなってしまいます。「プロフィール」カテゴリーを設けるのも、記事が1つしかないというのでは考えものです。
他にも、友達のブログのリンク集やメッセージを送るフォームを作ったときには、一覧に埋もれないような工夫がしたいですね。

WordPressではこれを「記事の種別」を選ぶだけで解決できます。なんと選択肢はたったの2つ。
1.日々追加されていくニュースや日記という「投稿」
2.プロフィールやリンク集、会社概要のような「固定ページ」
簡単ですね!まだ悩めるなら大雑把にブログ(投稿)とその他(固定ページ)と捉えてもいいでしょう。
これで整理すれば、あとはWordPressが表示を自動で整えてくれるので、

とあるブログ

  • [1月 18日 ]一流ホテルはやっぱりスゴイ!
  • [1月 17日 ]東京ー大阪間を大移動の旅路です!
  • [1月 1日 ]あけましておめでとうございます!
  • …執筆者Johnnyについて
  • …執筆者Johnnyにメッセージ

ずいぶん綺麗になりました。プロフィールやメッセージにいつでもアクセスできるというメリットもついてきます!
ちなみに「記事の種別」の正式名称は「ポストタイプ」。そのままでわかりやすいですね。
そしてポストタイプは先ほど出てきたタクソノミーと同様、好き勝手に増やせちゃいます。名前もそのまま「カスタム・ポストタイプ」。

Johnnyさんのとあるブログを例に、どんな利用シーンがあるのかみてみましょう。

Johnnyさんはいつもの日記を書く以外に、最近夢中の「活け花」について自身の作品集を作りたくなりました。
このとき彼が「日記(投稿)」とは別に「活け花」というポストタイプをつくると、例としてこんなことができるようになります。

カスタムポストタイプでできることの一例

  • 日記とは違う記事のデザインにできる
  • 日記とは違うまとまりとして記事を管理できる
  • 作品は日記の一覧には表示されず、作品だけの一覧ページを別に作れる
  • 作品で使った花の種類やモチーフを、活け花専用のカスタムタクソノミーで管理できる
  • 読者からのコメント投稿をできなくする、またはできるようにする

カテゴリよりも大枠で記事を分類したいときに、とても役に立つ機能だと覚えておいて損はないでしょう。
(参考までに、このサイトの「ポートフォリオ」と「ギャラリー」はカスタムポストタイプ、その他のブログは「投稿」を利用)

いざ!WordPressをつかいはじめたら

ここまでで散々カスタムポストタイプとカスタムタクソノミーを称賛してきたわけですが、この機能を初期状態のWordPressで使おうとするのは至難の業なのです。プログラマーにならないと厳しいかもしれないくらいに。(ボクには太刀打ち出来ません)
でもさすが、そこは使い手の多いWordPress。超絶便利で簡単に「カスタム」を使えるようにするプラグインが存在します!

実際にWordPressを準備したら、まずはじめにそのプラグインを導入しましょう。
次の記事(WordPressでカスタムポストタイプを使う[実践])でその操作方法を、少し復習を交えながら解説しています。